パリに春の訪れを告げる黄色い花

春分の日と聞いて、もう本当に春なのだと愕然とします。Covid-19でぐずぐずした状況が続くなか、日は確実に伸び、木々もたくましく育っていて、地味ながら着実に歩みを進める自然の偉大さを実感させられますね。個人的には「置いて行かれている」感が今年は一段と強くてとても焦ります…。

さて、日本では春といえば桜。特にソメイヨシノがいっせいに咲くと、「春!」という実感がわくかと思います(私も桜を見に日本に帰りたかったのですが去年も今年も無理でした)。こちらにも桜「もどき」というか、桜に少し似た感じの薄いピンクの花が咲く木がありますが、ソメイヨシノの華やかさや繊細さはありません。

ではパリで春の訪れを感じさせる花はというと、この黄色い花(日本では連翹⦅レンギョウ⦆というようです)ではないかと思います。桜並木のような壮大さはなく、そこらへんに散在する灌木(低木)ですが、色が鮮やかなのですぐ目につき、この花を見ると今年も春が来たなと感じます。

同じ黄色い花でもミモザはまだ寒い2月に咲くので、ミモザは春を待つ花、レンギョウは春の訪れを告げる花、といったところでしょうか。