久しぶりにオランジュリー美術館へ

パリでは毎月第1日曜は入場料が無料になる美術館が多く、昨日はオランジュリー美術館に行ってきました。タダですがコロナのせいで人数制限があるため予約必須。無料の日は入場希望者が殺到するので、私も昨日の予約は1か月以上前から入れていました。

オランジュリーではデヴィッド・ホックニーが今住んでいるノルマンディーの1年の自然を描いた作品の展覧会をやっています。iPadで描いた絵を、紙にプリントして横に長ーくならべて壁に貼る、というデジタルだかアナログだかわからないような手法ですが(日本の絵巻にもインスパイアされている)、移り変わる四季を見て輪廻転生という言葉を思い出したり、印象派よりさらに明るくて透明でナイーブな風景描写を見てちょっと元気が出たり、と楽しんできました。

ついでといってはなんですがモネの睡蓮(数多くありますがオランジュリーにあるのは最晩年の作)も久々に見て、画面から、飽和感、退廃的なムードと、年齢をとって身体が効かなくなってくるもどかしさ、悲しさ、諦めと同時に執念や往生際の悪さのようなものを感じました。今までこういう感じ方はしていなかったような気がするので、自分も年齢を重ねると同じ絵でも見方が変わっくるなと実感しました。